スカイ・クロラ


僕はまだ子供で、
ときどき、
右手が人を殺す。
その代わり、
誰かの右手が、
僕を殺してくれるだろう。



※文庫版表紙より引用※





読み終わったー。

なんか、登場人物たちの会話があたしの中で噛み合わなかった。…うまく表現できないけど、一言足りないっていうか。もっと踏み込んでくれ!って勝手にジタバタした。

「僕」のカンナミ・ユーヒチの語りがあまりにも第三者的で、それにもジリジリ。あと揚げ足取りすぎー!くせ者すぎる。


物語に盛り上がりがあるかって言われたら、ないなあ。全体にすーっとした冷ややかな空気に覆われてる感覚。
空を飛んでる時や敵機を落とした時の描写も静か。耳鳴りしそう。確かに指先の血が沸々してくるけど、普段煙草吸ってる描写と温度があまり変わらないのは、それすら他愛のない日常だからかな。



僕たちがいる場所が戦場だとか、キルドレとは何かとかちゃんと書かれてないんだよね。シリーズ1作目だから?でも、ハードカバー版(だったような)だと2作目のナ・バ・テアが1作目扱いなってない?で、スカイ・クロラが最終巻になってた。それも関係あんのかなー。



とりあえずナ・バ・テア読み始めてみた。なんだかんだ言っておもしろいっす。


ハードカバー版の表紙美しいよねー。ホントはそっちが欲しかったけど、お金ないから買えない。いつか買おう…いつか…。